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774(ナナヨン) > 俺の心が羽撃けない
※なんとなくパピヨンを描いてみる。 ファイナルの感想を書いてみようとキーボードをカタカタ打ってました。この悶々とした気持ちのままでは冬まで持ちこたえられない!と思ったので、今回は真面目(?)に感想とかを吐き出してみることにします。 元々読書感想文は物凄く苦手で、おまけに吐き出し脊髄反射で文章をつづっているため、いつにも増して読みづらい文章になってると思いますがご了承ください。 最初のページ、束の間の休みを満喫する2人。何手つないでんの何手つないでんの何手つないでんの。いつの間にそんな普通のカップルに!とか思っていたら「勇気少し返そうか」でKO。本編じゃ全然そんなそぶり見せなかったのに(脳内変換はしていたが)、ここにきて斗貴子さん大好きオーラ全開のカズキに壮絶にやられました。カズキが斗貴子さんに向ける笑みはどれもおだやかで優しくて、そのせいで後半の「ゴメン」がとても悲しくなるのですが。 斗貴子さんは斗貴子さんでスパルタンっぷりはどこへやら、「バカ…」と顔を赤らめつつ、でもカズキがキスしやすいようにつま先立ちをしてるあたりがもうこっちも好き好きオーラ全開というか。それにしても悔やまれるのは、特等席でその瞬間を独り占め観覧したいその気持ちはわかるが、何故まっぴーはあと3秒待てなかったのか。でも待ったら待ったでその後あらわれる剛太が物凄いダメージを受ける羽目になるのでそれはそれでよかったのかもしれません。 その後「ちょっと長いお別れ」になることをまっぴーに告げて剛太と毒島さんの乗るヘリで去る2人。何かを悟ったけどそれでも気丈にふるまってみんなに心配をかけないようにしてるまっぴーはやっぱりいい子だなと思いました。兄妹そろっていい子すぎなんだもう!両親の顔が見たかったなあ… 結局カズキは白い核鉄は自分には使わず、パピヨンに協力してもらい、決戦後コールドスリープすることに。でもいつになるのかわからない白い核鉄の完成をあてにするのは悲しすぎると思いました。やっぱりみんなと同じ時間を一緒に過ごしていくのがカズキには一番似合ってると思うのです… そしてパピは自分がひいひいじいちゃんと同じことをしていることに気づいてるのだろうか、カズキもヴィクターと同じ状態になろうとしてることに気づいてるのだろうか。自分で考えた新しいはずの選択肢が、結局先人のものと一緒なことがなんだか皮肉なように思えました。このカズキの決断が最良なものだとは全然思えなかったのはこのせいかもしれない。 一方、バスターバロンvs真っ黒ヴィクターの最強怪獣決戦。バロンの特性は最強というか反則というか。さすが大戦士長というかこの組織での戦士の上下関係はやっぱり「トンでもない武装錬金を出したモン勝ち」なんじゃないかという思いがふつふつと。以前私が武装錬金したらビールサーバが出ると言いましたが、これなら宴会部長にはなれるかもしれない。と、それはおいといて、まさかの秋水クン復活。なんだか言動が老けた気がするのは私の気のせいでしょうか。なんだか長い修行生活で何か悟りでも開いたかのような雰囲気です。でもまだ目をつぶってたので、まさかまだ目が濁ってるのか!?と一瞬思ってしまったんですが逆胴は勘弁してください。再殺部隊もバロンに搭乗しての一斉攻撃、円山姐さんの降下のポーズに笑ってしまいました。そして姐さん、巨大ヴィクター相手にバブルケイジで何ができるというのか小一時間問いつめたい。結局フェイタルアトラクションによりバロンは崩壊、「引き込まれるような…」という証言から、ブラックホールまたはFFの魔法「デジョン」みたいな特性なのかな?と思いました。あと形状もなんか変わっているような。前はエナジーライデンみたいだったのがなんかすっきりしたような。 ヴィクターの怒りの原因は、幼いヴィクトリアをホムにして自分への刺客にしたこと。平和だったヴィクター一家が載ってるジャンプの切り抜きを読むともう悲しくて哀しくて。誰よりも錬金術の力を信じていたヴィクターだけに、そのとんでもない裏切られ様はそりゃ怒りにしかならないだろうなと思いました。しかし100年前の戦団はまさに外道。ホムンクルスを討伐するための戦団がホムンクルスを作ってどうする!というか、幽遊白書の終盤の霊界の悪事露見を思い出しました。まさか100年後も戦団が存続しているのは100年前の尻拭いのため、もしくは存続する大義名分のためホムンクルスを自作している上層部がいる……妄想しすぎました… とにかくヴィクターを説伏するには戦団の人間ではダメで、同じ境遇のカズキしかいない。そして「邪悪は人の意思でなく心の一部! 錬金術を正しく扱うコトなど もって不可能!!」と言っている限り、錬金術とそれにかかわったものを総て滅するまでヴィクターは止まらない。だったら、「錬金術を正しく扱うことのできる心」を持っている人間がいることを示してやればもしかしてヴィクターは止まるんじゃないだろうか。そしてその心を持っていて、無意識のうちにそれを放出してるのがカズキなんじゃないかなと。月面決戦で笑みを浮かべながら向かってくるカズキを驚いた表情で見ていたヴィクター。ピリオドでどうなるかはわからないけど、ヴィクターがカズキを月から地球へ帰してあげてくれないだろうかと思う。過去(ヴィクター)と未来(カズキ)の対決、カズキがちゃんと帰って斗貴子さんと再会できないと(10年後20年後100年後の再会とかもやだなあ…)、やっぱりヴィクターとアレクさんの悲劇の繰り返しになってしまうし。 ピリオドではカズキが最初決断した選択より、かなり良い結末になってくれるといいなと願ってやみません。なによりパピヨンの生きる目的がいなくなっちゃダメだ。最期のページで思いっきり目を濁らせて「俺の名前を呼ぶ者は誰もいなくなった……!!」と言うパピヨンが哀しすぎる。とにかくカズキは帰ってこないとダメだ。斗貴子さんのためにもパピヨンとの決着のためにも。でも決着と言ってもどちらかが死ぬわけでもなく、そのへんはうまいことやって、できればずっとご近所のエレガントな変態さんでいてほしいなと都合がいいように思っている自分ガイル。 ブラボーが死にかけてまで救った未来の希望、ただこんな近い未来の希望じゃなくてもっともっと長い先までの希望だと思うのです。これだけだらだらと書いて結局何が言いたいかというと、カズキは絶対、可及的速やかにみんなの元に帰ってこい!斗貴子さんとまっぴー泣かせるな!パピヨン失望させるな!剛太怒らせるな!みんな心配させるな!…ということです。でもヴィクターやヴィクトリア、塵になってしまったけどアレクさんにも何か救いがあってほしい。あーもう都合良くいろんなこと解決してくれないかなあ!…(それを言っちゃおしまいのような気もするが)武装錬金には嫌いなキャラがいないというかむしろ全員好きすぎてしょうがないというか、だからみんなにこれ以上不幸になってほしくない。 結局読書感想というよりただの感情書き殴りになってしまったような気がします…長い文を書くと妄想混じりに暴走してしまう…ここまで読んでくれた方ありがとうございました。ああ、それにしてもピリオドまであと4カ月、長いなあ…。ファイナルで終わりだと連載終了から4カ月カウントダウンしつつ過ごしてきたけど、またあと4カ月同じ状態で待つのか…ううう… 次こそ完結であればホッとするのですが。 もう待つのは疲れたよ… でもハッピーエンドじゃなかったらまだ続いてほしいと願うんだろうな。
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